サイトへ戻る

「ごあいさつ」

監督:竹林宏之

こんにちは。『情操家族』を監督しました竹林宏之です。
まず、この作品についてのイントロダクションを書きます。

この作品は人間誰しもにしがらみのようについてまわる「家族」について描いた作品です。
「家族」とは時に人を縛り付け、不自由な体験を強いる事もあります。そのようなしがらみから、離れたいともがきながらも結局はそこから離れる事が出来ない登場人物を、つまり私たち自身を描こうと思いました。

この作品は『情操家族』という映画制作に集ったスタッフたちと、それこそ一つの家族のように試行錯誤しながらも、精一杯自分たちの力を結集させました。
個人と個人がぶつかり合いながら、あらゆる意見が響き合って作られていく映画もまた、本作の登場人物たちの在り方と共通するものだと思います。
個性的で、はちゃめちゃで、一生懸命な主人公の小野今日子の生き様に共感して頂けたら、幸いです。